【映画評】『シャン・チー テン・リングスの伝説』
やっぱり黄色人種はブサイクだな
「白人や黒人のスーパーヒーローはいるのに、黄色人種のヒーローがいないのは差別!」みたいな、意識高いリベラルの批判を受け、白人企業のディズニー様が、下等なアジア人のために作ってくださった映画。でも、正直余計なお世話としか言いようがありません。主演の男は、習近平を若返らせたようなモサ男。ヒロインは高市早苗似、極め付けにサイドキックは久本雅美にそっくり…。多様性のために作られたというのに、やっぱり黄色人種ってブサイクだなと、日本人に生まれついたことに後悔の念だけがこみあげ、惨めな気分でいっぱいに。
シャン・チーというヒーロー自体も地味。ただ殴る蹴るしか能がない。せめてアイアンマンみたいにロボマスクで顔を隠すだとか、スパイダーマンみたいに糸を吐き出す面白能力だとかがあれば、かろうじて誤魔化せそうなものを…。映画をたった1作作るだけで、アクションにネタ切れが起きたのかラストの展開は、ドラゴン対ドラゴンの闘い。正直、ここだけは見栄えが良かった。アジア人ですら、ブサイクなアジア人の映画なんか見たくないので、これからも白人至上主義の映画を作ってください!
監督/デスティン・ダニエル・クレットン
出演/シム・リウ、オークワフィナ